吉野家ホールディングス(9861)の決算発表と業績の分析

2018年5月17日保有銘柄の業績分析

決算発表と業績分析

私が株主優待目的で保有している企業の一つに、吉野家ホールディングス(9861)があります。このページでは、最新の2018年通期決算発表内容に基づき、業績について分析しています。

なお、吉野家ホールディングス(9861)の株主優待や配当等の分析は以下のページで行っております。

業績の概要

証券コード: 9861
企業名: 吉野家ホールディングス
業種: 小売業
株価: 2116(データ確認日:2018/05/25)

進捗率は全体的に良好とはいえない結果となり、特に当期純利益、EPSは非常に思わしくない結果となりました
短期業績推移として「直近の3か月業績」を見ると、前年同四半期に比べて増収増益傾向となっています
中期業績推移として「直近の3か月業績」と「この3年の3か月業績の中央値」と比べてみると、売上高は増加が加速傾向にあると見ることができ、営業利益は増加が加速傾向にあるといえます
長期業績推移として「年平均成長率」を見てみると、売上高は増加が加速しており、利益は増加していますので、ライフサイクルでいうと成熟期~再び成長期にあるように思います
・総合すると、この企業は、今後の成長に期待できるように思います
*進捗率の計算に用いる予想業績は、原則として期初発表の値を用いています。増益減益は本業の値である営業利益を参照しています。企業の現在および将来を予測するには、有価証券報告書などを参考に、ファンダメンタルズの定性分析も行う必要があります。

業績データの詳細

「直近3か月業績」

直近3期分の「前年同四半期比」を見てみると、売上高の前々四半期は「+3.2%」、前四半期は「+1.5%」、今四半期は「+1%」となりました。また、営業利益の前々四半期は「-2%」、前四半期は「+8%」、今四半期は「+16.8%」となりました。

結論として、売上高は鈍化の可能性があるものの増加傾向となっています。また、営業利益は不安定ながら増加傾向となっています。

なお、今期3か月業績の売上高や利益についてのデータや計算値は以下のとおりです。

売上高 [百万円]: 29,837
前年同四半期比 [%]: + 1.0
四半期累計 [百万円]: 116,567
進捗率 [%]: 98.8
予想値との差 [百万円]: -1,433

営業利益 [百万円]: 2,269
前年同四半期比 [%]: + 16.8
四半期累計 [百万円]: 6,413
進捗率 [%]: 101.8
予想値との差 [百万円]: 113
営業利益率 [%]: 7.6
前年同四半期差 [%]: + 1.0
四半期累計営業利益率 [%]: 5.5

経常利益 [百万円]: 2,367
前年同四半期比 [%]: + 14.7
四半期累計 [百万円]: 6,894
進捗率 [%]: 101.4
予想値との差 [百万円]: 94
経常利益率 [%]: 7.9
前年同四半期差 [%]: + 0.9
四半期累計経常利益率 [%]: 5.9

当期純利益 [百万円]: 708
前年同四半期比 [%]: – 27.1
四半期累計 [百万円]: 2,501
進捗率 [%]: 75.8
予想値との差 [百万円]: -799
当期純利益率 [%]: 2.4
前年同四半期差 [%]: – 0.9
四半期累計当期純利益率 [%]: 2.1

EPS [円]: 8
前年同四半期比 [%]: – 27.2
四半期累計 [百万円]: 27
進捗率 [%]: 76.0
予想値との差 [百万円]: -8

「直近3か月」と「過去」の前年同四半期比の比較

売上高: 過去12期分の前年同四半期比の平均値は「+21.4」、中央値は「+11.1」です。これに対し、直近3か月の前年同四半期比は「+1.0」となり、増加が鈍化傾向にあるといえます
営業利益: 過去12期分の前年同四半期比の平均値は「+21.6」、中央値は「+14.9」です。これに対し、直近3か月の前年同四半期比は「+16.8」となり、増加が加速傾向にあるといえます
経常利益: 過去12期分の前年同四半期比の平均値は「+24.0」、中央値は「+13.3」です。これに対し、直近3か月の前年同四半期比は「+14.7」となり、増加が加速傾向にあるといえます
当期純利益: 過去12期分の前年同四半期比の平均値は「+13.0」、中央値は「+7.0」です。これに対し、直近3か月の前年同四半期比は「-27.1」となり、減少が加速傾向にあるといえます
EPS: 過去12期分の前年同四半期比の平均値は「-28.8」、中央値は「-43.2」です。これに対し、直近3か月の前年同四半期比は「-27.2」となり、減少が鈍化傾向にあるといえます

*「前年同四半期」の値がゼロに近い場合、「前年同四半期比」は極端に大きくなります。極端な値が含まれる場合は「平均値」に大きく影響を与えるため、全データの真ん中のデータである中央値を使うほうが適切です。また、「赤字の四半期」と「黒字化した四半期」は比の値が無く計算に含まれません(グラフにも表示されません)。そのため、データ数が少なくなる結果、赤字の期が多くても前年同四半期比がプラスの平均値または中央値となることがあります。なお、EPSは株式分割や株式併合により大きく変わることがあります。

業績推移と長期年平均成長率

「年平均成長率」を見てみると、売上高は2008から2012にかけて「-2.9%」、2012から2016にかけて「+31.4%」、2016から2018にかけて「+6.2%」となりました。また、営業利益は2008から2012にかけて「+19.8%」、2012から2016にかけて「+25.6%」、2016から2018にかけて「-2.5%」となりました。

結論として、売上高は鈍化の可能性があるものの増加傾向となっています。また、営業利益は増加傾向から減少傾向に転換しています。

なお、売上高・利益・利益率・EPSに関する、長期業績を示す年平均成長率[%]の計算値を以下の表にまとめています。

From 2008 2012 2016 2018
To 2012 2016 2018 2019(予)
売上高 -2.9 < +31.4 > +6.2 < +7.2
営業利益 +19.8 < +25.6 > -2.5 < +18.5
営業利益率 +23.4 > -4.5 > -8.2 < +10.5
経常利益 +25.5 > +19.8 > -3.1 < +7.3
経常利益率 +29.2 > -8.8 < -8.8 < +0.1
当期純利益 +36.5 > +26.1 > -13.2 < +59.9
当期純利益率 +40.5 > -4.1 > -18.3 < +49.1
EPS +40.4 > +5.3 > -49.4 < +57.0

*年の区切りは単純に期間が均等になるようにしています。成長率はFromとToの年の値から幾何平均で計算しているため、計算に使った値が前期や翌期と大きく異なる場合、グラフで確認できる年ごとの変化の傾向と乖離した数値となる場合があります。

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Posted by Dr.ぱる